2度目の産まれ変わり


早いもので移転から3ヶ月半が経過します。
お客様より嬉しいお言葉を多数いただき感謝しております。
新店舗の「Newアイテム」として完成を心待ちにしていた品が出来上がりましたので、紹介させてください。
少し長いですが、その「Newアイテム」完成までのストーリーを読んでいただければと思います。

地元のお客様でしたら旧廿日市駅をご存知かと思います。


写真を見るかけで懐かしく温かい気持ちになるのは僕だけでしょうか、、、、。
旧広電廿日市駅は平成24年10月に解体され現在の廿日市駅に移り変わることになりました。
大正13年に設置され解体まで約90年の歴史ある駅舎です。

そんな駅舎解体の情報を聞いたときに「思い出が壊されてしまうような」気持ちになりました。
個人的なエピソードですが、
中高生のときに本当にお世話になり
旧廿日市駅で友達と一夜を過ごしたりしたのは良い思い出です。
そんな思いが形として無くなることを寂しく思い
「一部でもいいから保存したい!」その想いだけで、情報をくれた友人と共に解体中の現場へ向かいました。
解体現場の方に
「何か駅の一部を頂くことは可能ですか?」と伺ってみましたが、芳しくない返答が返ってきました。
それでも簡単には引き下がれなかったので、
友人知人に協力を頼みそのおかげで譲っていただくことができました。
その時に譲っていただいたのは「駅舎の扉」でした。

皆さん何となく記憶にありますか?
駅には駅舎と駐輪場を隔てる場所に設置されていました。

この扉のリメイクを依頼し旧エターナルランドのフロアとスタッフルームの間に扉として据えました。

こちらは見覚えのあるお客様も多いと思います。
駅舎の扉から店舗の扉へと1度生まれ変わらせることができました。
当時、この思い出深い扉がお店の扉として存在してくれていることがとても嬉しく、とても懐かしく思います。

そんな思い出深い「扉」も移転に際して新店舗に据えれる場所がないか
検討を重ねましたが、良い設置場所が思い当たらず日々悩んでいました。
そんな時担当させているお客様に
「あの思い出深い扉の良い設置場所がなくて困ってるんですよ」
「新店舗に合う場所がないし」
「処分なんて絶対できないし」
等々話をしている間にそのお客様が

「鏡にしたら?どう?」
「!!!丁度着付け室の鏡がなくて困ってたんですよおおおお!そのアイデア頂きます!」

とても衝撃的なグッドアイデアをくださいました💡
その後すぐに扉を鏡にリメイクする案を
漫画喫茶完備されました
にも登場した「musica.furniture」の松本くんに連絡を入れ相談しました。
「なかなか面白いんじゃないです?やってみましょう!」と快諾してくれ
そして先日続き心待ちにしていた「鏡」が納品されました。

扉のフレームだけ残し中心に鏡を嵌め込み
とても立派な「姿見鏡」へと生まれ変わらせてくれました。

駅舎の扉から店舗の扉へ店舗の扉から姿見鏡へ2度の生まれ変わり。
形を変えながら想いを紡いでいくことが形になりとても嬉しい出来事でした。

現物を見たい方は2階の着付け室に「着付け用姿見鏡」として据えられていますので、
是非見てやってください。

作成してくれた「musica.furniture」の松本くん
アイデアをくださったお客様
「ありがとうございました」

今回もご一読ありがとうございました。

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